農ある暮らし ファーマー体験「固定種のタネで野菜を作ろう」
埼玉県加須市で農業を軸にコミュニティを展開している農業生産法人誠農社にて、5月19日(土)「漢方農法米 田植え体験」が開催されました。
午前中に田植えを楽しまれた皆様のために、ご昼食後、様々なイベントを用意しております。
この日は、3つのイベントが開催されましたが、そのうちの一つが、
ファーマー体験「固定種のタネで野菜を作ろう」
地産地消にこだわり、その土地で出来た野菜から、次年度のタネを採取して、次の野菜を作るのが命の循環「自然栽培」農法です。
誠農社では、2015年より、自然栽培で野菜を育てる関野塾を開催しています。
自然栽培農法を行う農家は稀で、このイベントを通じて、自然栽培の野菜が、どのように育ち、どのような味わいをもっているのか、一人でも多くの方に知っていただく目的で、イベントを企画いたしました。
田植え・草取り・稲刈りの3シーズンを通じ、野菜の成長観察と、自分たちで蒔いた種から育った野菜を収穫していただけます。
畑には、虫喰いのキャベツがゴロゴロ!
「スーパーで売ってるキャベツは、虫に喰われた跡がないでしょ。無農薬のキャベツは、穴だらけなんですよ。」
誠農社の小田切さんが、教えてくださいます。
ジャガイモの花を見せながら
「ジャガイモは、ナス科なんです。意外でしょ?ナスはもちろん、他にはトマトやピーマンも。花冠が5裂するのが特徴で、花を見るとわかるんです。」
たくさんの豆知識を伺いながら、楽しくタネを植えます。
タネを育てて、苗になったトマトとミニトマトを皆で植えます。
「草取りの時に、おいしいトマトが成っているといいね。」
続いては、インゲンを蒔きます。
鍬の取っ手の先を使って、タネを蒔くスペースを取ります。
皆様、上手に等間隔で穴を開けてくださいました。
なんと!いんげんのタネは、ピンク!
一つの穴に2粒ほどを蒔いていきます。
土をかぶせて「トントントン!」と、土を叩いてタネが水撒きや雨で流れないようにします。
微妙な力具合が匠の技です。
続いて、メロンの種まきです。
まさに、いつも食べているメロンのタネに興奮!
白いカバーは、土が乾燥しないように敷いてあるそうです。
(参加者の方が正解を教えてくださいました!)
夏の草取りの時に、どのくらい成長しているのか楽しみです。
田植え体験も、稀少な体験ではありますが、固定種のタネで作る野菜の成長も、滅多にない体験となります。
農ある暮らしの楽しさを、一人でも多くの方に知っていただけると嬉しいです。
田植え体験は、5月26日(土)も開催します。
固定種のタネ蒔きも、同様に行います。
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