ただの設備屋で終わらない! 株式会社丸山設備

誠和会とは、埼玉圏内で家づくりに関わる匠の心をもつ者たちの集団です。職人として、サポーターとして、夢のある家・住空間づくりを提案し続けるために会員同士が力を合わせ、より良い生活環境に必要なモノやコトづくりまでも研究しています。

3月31日。春の嵐の中、丸山設備の社員の皆様が、新築の排管設備の仕事を黙々とこなしていらっしゃいました。
まだ、電気のついていない建物の中で、黙々とお風呂のガスと水の出てくる金具の取り付けをされています。

丸山設備の丸山充社長は、「我々の仕事は、ほとんどが見えない部分。しかも、市町村で、排管にはこういう資材を使わなければならないと、決まっているので、できあがりは、どこの設備会社でも同じように思われます。だから、そこで他と違う差別化を図るなんてことはできないので、とにかく、きっちりと間違いのない仕事をするだけです。間違えたら、時間も費用も大きなロスになりますから。そして、見える部分は少ないですが、そこに、自分達ならではの少しのこだわりを提案したりもします。注文住宅で家を建てる人には、配管設備に耐震素材を使うと、銀行からの融資が受けやすくなったりすることを、教えて差し上げたりして、お客様や、建設会社の方にも、感謝していただいたりすると、ただの土建屋とは呼ばれたくない自分としては、ほんとうに嬉しいですね。」と語ってくださいました。

社員の皆様、背の高い体の大きな方たちですが、みんな、小さな穴の中に入ったり、狭いところでも、丁寧に作業をされています。
インタビューをすると、「写真とか恥ずかしいんです。」と言いながらも、お仕事を辛いと思うことはないとのこと。
「こうやって、住んでる人が一生のうちに、きっと見ないままで終える場所で、住む人の快適な暮らしを支えているんだと思ったら、頑張れるんです!」と、おもいっきりの笑顔を見せていただきました。

実は、インタビューアーの私のおうちは、2011年の3.11の地震で、水道の排管に亀裂が入ったままで、1箇所は、使えない水場があります。

そういった災害対策があるのかとお聞きしたら、ぎっちりと排管を埋めてしまわずに、揺れの時に遊びを作っておくことが、ポキン!と割れてしまったりしない秘訣なのだと、教えてくださいました。

「仕事は、ただの設備屋ですから、自分は人間的なキャラで他とは違う設備屋って呼ばれているのかも。」と笑う丸山社長。
若い元気のいい社員の皆様も、丸山社長の人間的なその遊びの部分に、救われていることも多いのでしょう。

丸山社長は、奥様と一緒に、加須市の大利根町で子育て支援団体「チームペガサス」でボランティア活動もされています。
社員の笑顔はもちろん、町じゅうを、子ども達の笑顔でいっぱいにする活動は、やっぱり、ただの設備屋さんではない、ほんとうに人の暮らしを支えるお仕事をされているのだなあと思いました。

株式会社丸山設備 HP www.maruyama-setsubi.com
〒349-1153 加須市新川通420番地5
TEL 0480-77-1051