加須市にヤギがやってきた!(夏休み限定)

加須市にヤギがやってきた!(夏休み限定)

 

誠和会とは、埼玉圏内で家づくりに関わる匠の心をもつ者たちの集団です。職人として、サポーターとして、夢のある家・住空間づくりを提案し続けるために会員同士が力を合わせ、より良い生活環境に必要なモノやコトづくりまでも研究しています。

 

7月26日にお伝えしたヤギ小屋作り「加須市にヤギがやってくる!」第二弾です。

誠和会がサポートする埼玉県加須市で農業を軸にコミュニティを展開している農業生産法人誠農社の農業コミュニティ「エシカル油井ケ島」が、加須市琴寄にヤギ小屋を作り、循環型「農ある暮らし」を情報発信するエシカル・インフォメーションセンターの場をスタートするということで、「ヤギ小屋制作体験教室」の様子をレポートいたしましたが、翌日の27日(水)、ヤギ小屋製作中に、ヤギさんがやってきました!

 


 

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後藤さんに連れてこられたヤギさん!

 

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あれ?ライヤ(4歳メス)は向こうに行くの?と、ちょっと心配そうなべリンダ(3歳・オス)

しかし、目の前においしそうな青草を見ると・・・すぐさまパクパク!「おいしいメエ~!」と一啼き。

 

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ライヤは、シロツメクサのやわらかな草がお気に入りのようです。

 


 

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大利根付近を歩く「猿岩石」のような二人の男子発見!

 

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「ヤギ、平気ですか?」と聞くと「余裕です!」と言いつつ、ちょっと怯えてる?

実は、自然素材研究家の鈴木修次郎氏です。

 

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「あんた、誰?」と、ライヤさんに疑いの目を向けられる鈴木氏。

「自然の素材を活かした生活のために、情報発信する鈴木と申します!」

 

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「あんた、案外、いい人みたいね」と、ライヤも心を許してくれたようです。

 


 

 

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この日の午前中の小屋と、ヤギが逃げ出さないように柵を作り・・・

 

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立派なおうち(ヤギ小屋)ができました。

 

自然素材研究家の鈴木氏の言葉・・・

ヤギ小屋を作った2日間はとても楽しく、充実していました。
そして、実際にヤギが小屋に入ったときは感動するとともにヤギに愛情が湧いてしまいました。

この夏、たくさんの子供や大人の方々にあの場所に来て頂けたらと思っています。

 


 

夏休み期間限定のヤギさんたち。

実は、ヤギは元来、環境の変化に適応し易く、強健であり、他の家畜と比べて病気に罹り難いので、家畜としての歴史は犬に次いで長く、人とのつながりは深いのでした。

夏休み限定とはいえ、こうしたヤギ小屋をちゃんと作ってやることは、ヤギにとっては湿度と濡れることを嫌うので、とても大事なことなのです。

ヤギは草が大好きで、「ヤギ除草」は自然の草刈りといえます。

草刈り機などを使用しないので、化石燃料由来のCO₂の発生を無くし、機械による騒音の苦情もなく、刈り取った草の処分も不要となり、環境にやさしい除草工法といえます。

こうした理由から、ヤギ除草は、都市部でも、河川敷や団地内緑地の除草作業に、過疎地域では耕作放棄地や里山の管理に役立つのではと期待されています。

また実際に見ると、ヤギは、非常に愛らしく、ペットセラピーとしても、近隣の方々に癒しや安らぎを与え、地域のコミュニティの形成にも役立ちそうです。

 


 

さらに、7月29日(金)には・・・

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屋根が熱くならないようシートが貼られ、その横には、ライヤが黙々と草を食べていました。

高床式の床の下には、3匹のヤギさんが、日陰を楽しんでいました。

その姿には、ほんとうに癒されます。

 


 

米アマゾンは、除草用ヤギのレンタルサービスをしています。草だけでなく、ほかの動物の害になる植物や物質も消化できるそうです。

また、鳥取県米子市では、運転中のメガソーラーの一角で、ヒツジとヤギによる除草試験を始めています。草刈り機や除草剤を使わない環境に優しい方法を現地の維持管理に生かしながら地域住民との交流も図っています。

農ある暮らしには、ヤギの利用もありかもしれませんね。

 

ちいさなお友達が訪ねてくると、ヤギさんたちも大喜びです。

 

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